アイスクリームキャンディではアイスクリームが出てくるシーンが3つあります。
(※大正10年に資生堂パーラーで1個20銭。現在の価格に換算して1000円くらい) そこで、当時どんなアイスクリームが売られていたのか調べてみました。 <アメリカのアイスクリームの歴史>
※コーン、スティック、エスキモーパイ、クッキーサンド、チョコチップ、サンデー、フレーバーなどは アメリカ生まれ キャンディの時代の60年前には、もう庶民の食べ物になっていたのですね。 スーパーマーケットキャンディは買い物は「雑貨屋(ドラッグストア)」でしていたようですが、アルバートさんはなんと「スーパーマーケット」で買い物をしていました。当時スーパーマーケットなんてあったのでしょうか? 調べてみたらありました。ちょうど1910年代に初のスーパーマーケットが登場しています。 ではどういう店をスーパーマーケットとしているか、簡単に言うと、 棚にある品物を店員にとってもらう → 「雑貨店」 セルフサービス方式で自分で品物を選びレジに持っていく → 「スーパーマーケット」 となるようです。 セルフサービスという新しい方式はすぐには歓迎されなかったようですが、人件費がかからないぶん低価格なのでしだいに浸透していきました。 食べ物はじめて年表
参考文献 『クロニック世界全史』・『古きよきアメリカン・スイーツ』
キャンディの時代までに作られた食べ物です。 これらはマンガや小説では出てきませんでしたが、アニメでハンバーガーが出てきた記憶があります。 上流階級の食事アードレー家での食事のシーンが何度か出てきます。アメリカの上流階級の人たちはどんな食事をしていたのかちょっと気になったので、食文化関連の資料を追ってみたところ、こんな記述がありました。 【ギルデッドエイジ=金ぴか時代 (キャンディの時代より少し前の19世紀後半) 】 アメリカの上流階級では地位の高さを示すために贅沢を競うようになり、それまでのようなイギリス料理を 基本とした簡素なものに代わって、フランス料理とフランスの食事のマナーが取り入られた。 アメリカ料理の量の多さとフランス料理の洗練された内容を組み合わせ贅の限りを尽くしたものだった。料理のことでは滅多に関心しないフランス人シェフさえ驚くほどであった。 朝食だけはアメリカ式が守られていて、コーヒーあるいは紅茶とパンだけのシンプルなフランス式朝食ではなく、種類の多いアメリカ式が中心であった。朝食をも優雅なイベントにしていた。 参考文献 『世界の食文化-アメリカ』から抜粋
具体的にはどんな感じかというと、ちょうどキャンディと同時代となる『タイタニック』が参考になるかと思います。 当時の豪華客船のあの贅をつくした絢爛きらびやかな内装はアメリカのお金持ち向けに作られていました。タイタニックの一等船客のほとんどが裕福なアメリカ人でした。食事の量もアメリカ人向けなのか、かなり多めだったらしいです。 でも、本当に味にこだわったグルメは、タイタニック級の豪華さはなくてもフランス船に乗ったとか。 |